ハーレーダビッドソンミュージアム #004

さて、ここから一台一台紹介していくわけですが、HD社の歴史についておさらい。
Wikipedia の英語版より情報拝借。
1901
ウィリアム・シルベスター・ハーレー、自転車フレーム後付け・交換用の7.07cui(116cc),4inch フライホイールのエンジンをデザイン。
幼少期からの友人アーサー・ダビッドソンとともに約2年間、ミルウォーキー北部にある共通の友人、ヘンリー・メルク氏の工場にて勤務。

1903
アーサーの兄弟、ウォルターと3人で独立。
先の116ccのエンジンはエンジンだけでは丘を登れないほど非力のため、第2世代のエンジン開発が急務。
そこで開発されたのが24.74cui(405cc), 9.75インチフライホイールのエンジンとループ形状をしたフレーム・・・レーサー向けのプロトタイプはダビッドソン家の裏庭にある10 x 15フィートの小屋で産声を上げた・・・との事。


写真はパブリックドメインのものを拝借

下記写真は通称「シリアルナンバー・ワン」です。

1号機とはちょっと違います。理由は後述。
= 展示プレートの意訳 =
このバイクはちょっとミステリアス。
なぜなら・・・エンジンはハーレーダビッドソンの1号機として知られているものと一致せず。
※展示プレートには記載されていませんが、1号機のキャブはトマト缶を流用したもの、となっています。
フレームの刻印も年式は1905年となっており、オリジナルのものでは無いようです。
これらの奇妙な点が多数の議論の元となっています。
1990年代に、レストア専門家がナンバー「1」が刻印された複数の部品が使用されているのを発見し、このバイクの通称を「シリアルナンバー・ワン」にしました。
これにまつわる様々な疑問はこの「シリアルナンバー・ワン」を伝説たらしめました。
唯一はっきりしている点は、「シリアルナンバー・ワン」は現存する最古のハーレーダビッドソンだ、という事。

ウィリアムとアーサーの同級生だったヘンリー・マイヤー氏も1903年モデルを直接購入したとのことです。

この後1904年にはチャールズ・A・ラング氏によりシカゴに初のディーラーがオープン。


写真はパブリックドメインのものを拝借

“SERIAL NUMBER ONE”は「ハーレーダビッドソンミュージアム #003」の一番上の写真から見て右側の部屋に展示されています。

以下 SERIAL NUMBER ONE の別の写真