ハーレーダビッドソンミュージアム #005

1906 MODEL 2 ATMOSPHERIC-VALVE SINGLE

= 展示プレートの意訳 =
並み居る競合が乱立する中でHD社の評判は耐久性と性能において際立っていた。
モデル2のデザインは”ループ”フレームと新規の大きなフライホイールが特徴。
当時のカタログには「我々はいかに安く、ではなく、いかに良く見えるかと言うところに努力している」と記載されている。

さて、Wikipedia の英語版やHD社のウェブページによると、
この翌年1907年にダビッドソン兄弟の長兄、ウィリアム・A・ダビッドソンがそれまで勤めていたミルウォーキー鉄道を退社し、HD社のツールショップの工場長として加わります。
会社も株式会社となり、株は4人で分配。
従業員は前年の倍の18人に。工場も倍の広さまで拡張され、約150台の車両が生産されました。
また、この年ウィリアム・ハーレーはウィスコンシン・マディソン大学を機械工学学士で卒業しています。

左から、
ウィリアム・A・ダビッドソン
ウォルター・ダビッドソン
アーサー・ダビッドソン
ウィリアム・ハーレー

写真はパブリックドメインのものを拝借

次の紹介は1909年モデルですが、フォードミュージアムに1907年モデルの展示があり、いずれどこかで紹介する予定です。

ちなみにループフレームについては、1903 Milwaukee Merkel motorcycle によく似たデザインとWikipedia に記載されていますので、ハーレーが最初というわけではなさそうです。

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