ヘンリーフォード博物館/Sears & Thor

メーカー名 Aurora Automatic Machinery Company から二台

この会社はもともと自転車用の部品屋として1886年に創業して、多くの部品メーカーにハブとかブレーキレバーなどの鋳造品・鍛造品を供給していたようです。
以降1900年に入りバイクパーツの生産も始めて、どうやらインディアンにもエンジンそのものをOEM供給していたそうです。
下記リンクに1902年にインディアンの生産キャパを補うために137台分のモーター(エンジン)を供給したとあります。

http://www.scripophily.net/auaumacode19.html

博物館の展示説明では1919年まで生産を続けていたそうです。
さて、展示のバイク
車名:Sears Auto-Cycle
1910年製、単気筒4馬力、30cui (502cc)
販売当時価格189ドル
エンブレムがないのがちょっと寂しい。

フロントサスのダンパー機構が独特ですね。
どちらかというとガーターフォークに近いと思います。
この時代のサス構造の試行錯誤が伺えます。

次が、Thor. トール。最近同名の日本車もでましたが、語源は北欧の神様かと。
うかつにも全体像を撮り忘れてしまったので下の一枚のみネットから入手。

1913年製, 空冷2気筒、7馬力。
販売当時価格175ドル
エンジン サイドバルブなんですがプッシュロッドのバネはいわゆるバルブスプリングなんでしょうね。
プラグキャップってのも無くてコードが直付けです。

これもハンドルの上にタンク???消火器?

このヘッドライト、ゾクゾクきませんか?どこかにワンオフで作ってもらおうかな。

続く

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