ちょっと特殊な車両を。
Hildebrand & Wolfmuller
1894年製。ドイツはミュンヘンの会社です。
水平2気筒、2.5馬力(240rpm)
90.8cui (1500cc) (そんなに大きく見えないけどなぁ。桁一個間違えているんじゃなかろうか)
で、何が特殊かと言うとエンジンレイアウトと後輪への動力伝達。
わかります?ピストンからコンロッドがそのまま後輪に直結。
要は蒸気機関車と同じなんです。
1900年代前のレシプロエンジン黎明期はこういった試行錯誤が繰り返されていたんでしょうね。
タイヤがフライホイールの役目をしているのでしょうけど回転に均一性が無かったんじゃないでしょうか。
次は DeDion-Bouton Petrol Tricycle
製作はドイツの Cudell & Company で、フランスの DeDion 社のライセンス下での生産だそうです。
1898年製。エンジン自体は1895年の設計だそうです。
空冷単気筒2.75馬力。 8.36cui (140cc)
見てのとおり三輪車です。トライクではなくてトライサイクルと言う呼び名。
シート後ろのタンクがクールじゃないですか。
もうちょっとだけ続く