ソフテイル リアサスの機構

前にスプリンガーのサスの機構を説明しましたが、ソフテイルのリアサスがどうなっているかも稚拙ながら説明します。

一般的なバイクのリアサスだと「サスが縮む」と「車体が下がる」ですが、ソフテイルの場合は車体下に地面とほぼ平行にサスが取り付けられており、「サスが伸びる」と「車体が下が」ります。
言葉で説明するとしんどいので絵を描いてみました。
わかります?

機構学風に書くと ab, bc, cd は剛体、ad は自由に伸張。・・・駄目だ、もう10年以上も前の話なので思い出せない・・・

わかんねーよ、って人はコメントください。

ところでスプリンガーのほうはエクセルのパクリソフトで書いたのですが、かなりつらかったのでお手軽でフリーなCADかスケッチソフトを探していたのですが、見つけました。

株式会社システムハウス福知山のAR_CAD ・・・・ http://www.ar-cad.net/
ちょっとCADをかじっていれば直感的に操作できてサクサク描けますのでかなりお勧めです。
JW CAD も試してみたのですがイマイチ操作がわからず×。グリッドを出せなくてあきらめました。
上の絵はベースの図はAR_CAD, Kingsoft spreadsheet でコメント作成、JTrim で画像サイズ等修正して JPEG 作成と言う感じで作成しました。

終わり

サービスマニュアル・パーツカタログ

HDをメンテ・カスタムするにあたって重宝しています。

自分でイジリたい、壊したいと言う人は絶対持つべきバイブルです。
まず、純正の日本語サービスマニュアル。BIGツインすべてをカバーしています。

私のは1998年くらいに購入して、

・製品・車体関連
・エンジン・燃料システム
・ドライブ・トランスミッション
・セルスターター・電気系統
・配線図
・1992年追補編

の6冊構成です。エボは1999年まで出ていたので、今はもうちょっと追補があるかも知れません。
古いんで記憶が定かではないのですが五千円は軽く超えていたような。

これはクライマー版。英語です。エボソフテイル系、全バラエティ、全年式カバーです。

パーツカタログ、英語です。

サービスマニュアルの日本語版は正直言って翻訳がひどい。

まるで翻訳ソフトにかけてそのまま、みたいな翻訳でところどころ日本語がおかしい。
少なくともバイクをメンテした人とか工業にかかわった人だったらこんな翻訳しないでしょう。

例えば、
「特殊スラストワッシャーは両方が同じではない。一方は小型のI.D.、他方は大型のI.D.が付いている」
う~ん、ワッシャーに何かI.D.と言うものがついているらしいが・・・
じっくり目を凝らしてもなにもツイテイナイナア・・・
IDとかODとか日本の現場で普通に使われているかどうか知りませんが、米国だとID = inner diameter で内径、OD=outer diameter で外径、と言う呼び方をしています。

原文はどうだったかわかりませんが、こういう場合特殊スラストワッシャーは内径が異なる二種類あるので注意のこと、位の意訳しないとわかんないと思います。
あと配線図なんかも滲んでまったく読めません。

さて、そんなんで日本語版のサービスマニュアルは数値以外は信用していなかった訳ですが、米国にいる間に原文を買ってやろうと思い、純正を買うのは面白くないので、わかりやすいと評判のCLYMER版を購入しました。
Amazon.com で26.56ドル。日本語版の25%ですな。

ついでにパーツカタログも買っておきました。これは Amazon とか ebay では見つかりませんでしたのでディーラーにて購入しました。
部品の構成、組立図みたいな感じではマニュアルよりこっちの方が重宝します。

日本ではパーツリストって呼び方が一般的ですが、こっちではパーツカタログって呼ぶんですね。

パーツカタログを買う前は下記のサイトをよく利用していました。

構成図がそのまま載っています。
ただ、部品番号はOEMの番号じゃなくてこの会社の独自の番号なので、目的によっては不便。
チョイ調べ物とか、自分の年式じゃないものを比較のために調べる、USでの純正価格を調べると言うのではまだまだ使えます。
しかし図面そのまま記載して著作権で訴えられたりしないものだろうか・・・

http://www.bikebandit.com/harley-davidson-motorcycle-parts/oem-parts

2017年追記:
HD US社がHD海外法人の販権確保のため海外対応可能な北米通販サイトへ卸しをしなくなったことから、上記サイトでもHD純正部品の取扱いはなくなりました。
それとともにパーツリストの閲覧、純正価格の確認等は出来なくなりました。

終わり

レギュレーターのパンク

ぜんぜん経験したことが無いと言う人がいますが、私は二度経験しています。
一回目は過充電。珍しく高速を使用してのツーリングの帰り道。
尻の下から温泉臭い匂いがしたなあと思った見てみたらバッテリーから煙がゆらゆら。
その時は家まで近かったので応急処置的に水を追加して無事帰還。当然バッテリーは交換。
二回目は逆に充電せず。NS50Fとか原付だとバッテリーが空でもエンジンさえかかれば火花が飛ぶので走るんですが、ハーレーは空だと火花飛ばず。
まずはスタンドが見つかるまで重い車体を押し押し移動。
スタンドにてバッテリーの充電依頼。
一回目の経験からレギュレーターの予備は持ち歩いていたので、路上で皮むき、配線等々。
帰宅後バッテリーを再チェックしたが容量落ちている気配も無いので大丈夫と判断。
トラブルの度に「ツーリングに持っていくアイテム」がどんどん増えていきます。
他人のハーレーのレスキューできるんじゃないでしょうか。

エボでも年代ごとにコネクタ形状が違います。
以下はショベ~エボ初期用。


ポイントと三拍子

いわゆるデチューンなんですが、タイミング系はポイントに変えています。
知り合いとつるんでツーリングいくと良く聞かれるのが、「いい三拍子出ているね、何か特別なことしてる?」です。
つるんでた人と違うことって言ったら、ポイントとレアになりつつあるミクニのHS40でしょうか?
アイドリングは高いのは癇に障るので、確かに下げていましたが。
ちなみに私自身は三拍子には余りこだわりはありません。
ポイントカバーをあけて、ポイントのカチカチ言う開閉の動きを見ていると、タイミングの取り方の仕組みが一目瞭然。
機械工学科を出ていますのでメカニカルなものが好きですね。

エレクトリカルなものはイマイチ。

買ってきたときのハーレーカスタム

初めにハーレーを買ったいきさつを書きましたが、買った当時どんなカスタムだったかもメモッておきます。

ベースは88FLSTです。
見た目はコテコテのネススタイルです。

フロントフォークを純正スプリンガーに換装
リアはネス(と思われる)エスカルゴフェンダー
フロントはフェンダーとっぱずし
マフラーはネスのアップスィープフレアーチップ
ハンドルはミッドハイバー、配線中通し
キャブはミクニHS40
フロアボードをオーバルタイプに換装
メーターダッシュも交換
ブレーキは純正、フロントマスターのみグリメカ
外装ファイヤーパターンピンスト
メッシュオイルライン
オイルクーラー追加
ホットドックシングルシート

わかっている範囲でメカ系は、
カム・・・EV3(どうしてわかったかは後日)
タイミング・・・ポイント

買ってきたときには既に完成されたカスタム車でした。
前オーナーのセンスも良いですし、かなり腕の良いところでカスタムされたと思いますよ。
ここで満足しちゃっても良いのですが、私はどっちかと言うともっと古めのスタイルが好きだったのと、自分でカスタム(破壊)していくのが好きなので、ここから手を加えていくわけです。
今思うとプロの仕上がりが素人に駄目にされていく・・・う~ん、もったいなかったかな。

写真は以前アップしたものと重複です。