Meadow Brook Concours d’Elegance 21 End of report.

ブログネタを沢山提供してくれたコンクールのレポートですが、いよいよ終わりです。

撮ってきたその他写真。

昔のガススタのポンプです。

味があってよいですね。

出展者の、もしくは関係者のものと思われるトラX75

ヘリと愚息

レポートは以上です。

しかし、この週末もそうでしたが、ビンテージな車が公道を沢山走っていました。

みんな同じ方向に向かっていたので、なにかイベントがあったんでしょうね。

私のいる大デトロイト圏という環境が特殊なのかもしれませんが、お宝をガレージに大切にしまいこんでいる方々が多いようです。あのビンテージカーの湧きようはただ事ではありませんでした。

Meadow Brook Concours d’Elegance 20 モトグッチ&CAT3

いよいよメドウブルック コンクールデレガンスのバイクレポートもラス前です。
コンクールデレガンスの意味を調べたらフランス語で「優雅の競演」だそうです。
TOKYO コンクールデレガンスというのもあったらしく、やっぱりクラシックカーの展示だったので、この手のイベント意味する言葉になっているかもしれません。

さて、1973年のモトグッチ with スワロウのサイドカーです。

バイクに目覚めた頃には現役の中古車でもこの手の形状結構ありましたので、「古き良き時代」よりは「リアル」を感じます。さすがにモトグッチは写真で見るだけでしたが。
モトグッチといえばVツインですが、水平対向をちょっと起き上がらせた感じ、ハーレーのVツインとはぜんぜん違います。
大抵この手のレイアウトだとクランクの回転をそのままシャフトで後輪に持っていくのがありがちですが、写真を拡大してみましたが、まさにそうですね。BMWが代表的でしょうか。
一般的な欠点と言えばシャフトやフライホイールの回転モーメントが進行方向と直交するので車体が右か左に寄りやすい。各社いろいろな対策は打っているようです。

お次は市販車じゃないですが、今年のコンセプトがサイドカーということでの出品のようですが、1976年製 CAT III
スイスのイノベーター(先駆者?)、Rudi Kurth の作品。
レーシングカーとかレース用バイク、レース用サイドカー、太陽電池レーシングカー、ウインドサーフボード、トライアスロン用の自転車とかいろいろ手をつけている人らしい。
名前でググったら http://www.catbikes.ch/starte.htm こんなHPがひっかかりました。
トライアスロン用の自転車のブランドらしい。

ちなみに履いているタイヤはタイレルのF1カーのあの6輪車P34用に開発されたものだそうです。

F1のタイヤってこんなに小さいかいなと思っていましたが、小さくすることで空気抵抗を軽減させるのが6輪の趣旨だったようで納得。

<<続く>>

Meadow Brook Concours d’Elegance 19 BMW R69S 1968年 & 1969年

BMW の R69S (1960-1969) で -2 が付いているのは1968年と1969年の二年のみ。
ボードの記載によると一部のR69S-2 ではテレスコフォークが採用されたとの事。(写真の二台はどちらもアールスフォークっぽいです。)
以降のモデル(1970-)はアールスは廃止されてすべてテレスコのようです。
R69S は10年間でわずか 11,417台の生産だそうです。(別の文献だと11,317とも)
写真の二台は同オーナーの所有です。二台目のサイドカーの赤いシートも良いですね。

Meadow Brook Concours d’Elegance 18 1950 ノートン & 1953 ビンセント

お次は英車二台まとめて

まずは1950年製のノートンです。
サイドカーはワトソニアン社製。
ハーレーも良いですが英車のビンテージも良いですね。
ロッカーズの匂いがプンプン。映画「さらば青春の光」、もう一度見てみたいですね。

二台目は1953年のビンセントのモデルC。

モーターサイクルショーでも見ましたので、これが二台目です。

サイドカーは Steib 500 です。

Meadow Brook Concours d’Elegance 17 1948 パンヘッド

根強い人気のある48パンです。

リジッドのフレームにスプリンガーフォークのパンヘッドはこの初年度式しかありません。
大昔ガススタでバイトしていた時、たまにホワイトの48パンが給油しに来て、それはもう穴が開くほど眺めたものです。
写真のサイドカーはゴールディングロケット社(Goulding Rocket Company) のものだそうです。
この会社自体はオーストラリアはメルボルンでの設立だそうですが、サイドカーはミシガンはサギノー市で作られています。

Meadow Brook Concours d’Elegance 16 1948 インディアンチーフ

1948 インディアンチーフです。Vツイン。

チーフの生みの親はチャールズ・B・フランクリン。
チーフは1921年に61cui のエンジンで誕生し、1923年には74cuiエンジンに容量アップしたそうです。
この写真のチーフは本体2000ドルで購入し、5年後にサイドカーを1900ドルで追加したそうです。
レストアの際にサイドカーの重量にも対応できるように80cuiのボンネビルエンジンに載せ換えています。

<< 続く >>

 

Meadow Brook Concours d’Elegance 15 1940 インディアンフォア

動画でも紹介しましたが、1940年のインディアンフォアです。
直列4気筒。なにもVツインに拘らずともかっこいいものはかっこいいです。
インディアンと言ったらこのエスカルゴフェンダーですね。
ハーレーにつけて雰囲気出している人いますし、昔デイトナからビラーゴ用で出ていましたね。

さて、このフォアは現役当時は1000ドル以上の価格。
シボレーの新車が700ドルで買えた時代です。
この直4エンジンはオーバーヒートなど結構トラブルが多く、短命に終わったようです。

このイタバネのフロントフォークのレプリカを作っているところがあります。(その他パーツ多数)

http://www.kiwiindian.com/

あと、それなりのガッカリ感はありますが、正規でインディアンの商標を引き継ぎ復活した会社が下記。ヒストリーを見ると1953年に一回途絶えて、1999-2003に一旦復活も不振、今のは3社目ですね。
日本でも正規代理店が出来ています。ハーレー以外という価値観を求めるなら・・・

https://www.indianmotorcycle.co.jp/

<<続く>>

Meadow Brook Concours d’Elegance 14 1938 ハーレーダビッドソン ポリススペシャル

ハーレーダビッドソン 1938年のポリススペシャルです。
エンジンはサイドバルブ

最初のオーナーはハリウッドのスタントマン。
でもバイクの納車前に大怪我をして一回も乗ることが出来なかったそうです。
1939年から1946年までロス市警に展示・撮影用として貸し出されていました。
次のオーナーは1950年までほぼ毎日乗っていましたが、その後は43年間倉庫に寝かせていたそうです。
1993年に完全レストアされ、デイトナの美術館に飾られています。

Meadow Brook Concours d’Elegance 13 1928 ハーレーダビッドソン JD

1928 Harley Davidson JD

以下会場の説明:

以前のモデルよりも3インチ低く設置されたサドル、ワイドしかし小径のタイヤは逞しい外観を彷彿とさせる。
タンクは涙型の形状。
まだリアサスペンションが付いていない構造だが、フロントのスプリンガー、サドルの絶妙な曲線は乗り手を虜にしたし、6段階で車高を調整できた。
シフトレバーはタンクに沿ってレイアウトされ、旧前のモデルよりかなり便利になった。

この74cui=1200ccVツインエンジンは1922年に初めて採用され一回のマイナーチェンジのみで1928年まで使用された。

アルミスラッグから鉄合金ピストンへの変更、グリスのメンテをしやすいようにエンジンやギアボックスに16箇所のアルマイト製のフィッティングが追加された。

だそうです。

<<<続く>>>

 

Meadow Brook Concours d’Elegance 12 1917 ハーレーダビッドソン モデルF

1917 Harley-Davidson Model F

オーナーさんです。

総生産数900台、当時の売価310ドル、サイドカーは80ドルのオプションだそうです。
オーナーさんは1961年、彼が17歳の時にこれに初めて乗ったとの事。
前のオーナーはボルト・ナット・ベアリングの一個に至るまで分解して1971年に現オーナーに譲渡。
現オーナーは彼が集中できるように子供が大きくなるまで2001年までレストアを我慢していたそうです。
組み立てを完璧にするためにいろいろなリサーチが必要でした。
レストア後は5~600キロ程度しか走っていません。