壁が近すぎて俯瞰で写真が撮れないのですが、横4~5台?縦3階?をぶち抜いて壁一面に二輪が展示されています。
3階(欧州式に言うと2階)から入ってまず、これに圧倒され、3階の別のフロア展示を見てから2階に降りて色々みているうちにまたこの壁にぶち当たり・・・となります。
見た順に紹介していきます。下に降りるにつれて年式が新しくなっていきます。
カテゴリー: BMW
BMW MUSEUM 026 1988 BMW K1
1988 BMW K1
こちらはケルン国際自転車&二輪車フェアにて初お目見えです。
1気筒あたり4バルブ、合計16バルブの水冷4気筒エンジンで100馬力の出力です。
フルカバーのフェアリングと一体化してフロントフェンダーもホイールの半分を覆っており、スリット状に設けられたベンチレーションにより後方まで一気に風を逃がす構造になっています。
BMW MUSEUM 015 1973 BMW R90S
1973 BMW R90S
これくらいの時代になるとビンテージっぽくはなくなります。
1968年の5シリーズに続き、1973年にBMW Mororradはトップモデルとして強化された技術、洗練されたデザインの6シリーズをローンチします。
BMW R90S は当時モーターサイクルの歴史の中では67馬力と一番のパワーを誇り、0-100kmは5秒以内の加速、最高速度200kmを叩き出しました。
このデザインはセンセーショナルなものでハンドルバーマウントのフェアリングデザインとしては一番の生産数です。
空力性能を上げるハーフシェルユニットは最高速度と燃費双方に効き、フェアリングの内側にはスピードメーター、レブカウンター、そして初めて電圧計と時計が搭載されています。
楽天で関連グッズ見つけました。
ピンズは新品、プラモは中古です。
プラモは貼り付けたものが一番安かったですが、複数出品あります。
BMW MUSEUM 010 1948 BMW R24
1948 BMW R24
二次大戦後初めてミュンヘンのBMW工場で生産されたモーターサイクルです。排気量250cc, 12馬力 at 5,600 rpm.
これで通貨改革後数千の職人の職を確保することになります。
1948年にローンチされ、その年約9,400を生産、価格は1,750ドイツマルクでした。
シャシー(チューブフレーム、テレスコピックフォーク、リジットリア)はR23より流用。
シャフトドライブであること、キックの方向からしても、各ギア類の回転は進行方向に直角であろうと想像出来ます。
BMW MUSEUM 009 1938 BMW RS 255
1938 BMW RS 255
これも展示プレート見つからず、もしくは撮り忘れなのですが、後で別のもう一台展示あり、見た目からも同一車種であろうと思い車名記載しています。
4速 500cc.
詳細はもう一台の方で。(多分)
BMW MUSEUM 008 1936 BMW R5
1936 BMW R5
ドイツのミランで開発&生産されたモデルです。モーターレースで得られたノウハウを盛り込んだ部品が多数使われています。その外観は技術的な必要十分最小限まで簡素化されていましたが、乗り味はレーシングマシンに逼迫するスポーティでダイナミックなものでした。
494cc 水平対向 OHV 空冷エンジン、圧縮比 6.7:1 24馬力 at 5,500rmp
最高速度約135km, 4速シャフトドライブ
フロントはハイドロサス、リアはリジッド
タイヤは前後とも 3.50-19 で乾燥重量 165kg, ダンク容量 15l
だそうです。
BMW MUSEUM 006 1933 BMW 303
1933 BMW 303
BMWと言えば直列6気筒エンジンですが、この車両はそのゴッドファーザー的存在。
1933年2月のベルリンモーターショーで初お目見えです。
BMWのデザイナー Fritz Fiedler は一貫して車の軽量化を目指しており、303は新しいコンセプトであるチューブ状のシャシーにより、light car 軽い車と呼ばれていました。
また、このラジエターグリル形状が、いわゆるBMWと言えばコレ!と言うキドニーグリルの先駆けとの事です。
BMW MUSEUM 005 1924 BMW R37
1924 BMW R37 (多分)
レーサーです。展示プレートが遠くてうまく読み取れなかったのですが、ツーリングモデルのR32とくらべてエンジン出力が倍までチューニングされており、ヒルクライムレースでも好成績を残し、BMWの地位を高めた、旨の記載。
ネットで調べてみるとR32が8.5馬力、R37は16馬力。
エンジンは500ccで3速。イグニッションはボッシュのマグネトー、キックスタート。
リーフスプリング(板バネ)のガーターフォークも格好良いです。
なかなかせせこましくて寄りの写真がうまく取れなかったのですが・・・数枚。
レバーの取り付けが特徴的。ワイヤは中通しですね。エンジンはBMWの特徴である水平対向。
真正面
BMWの特徴であるシャフトドライブ。
続く。
BMW MUSEUM 004
チケット表面
チケット裏面
ゲート。チケットのバーコード読ませて、自動開閉です。
外から見てお椀形状になっているところを螺旋状に登っていきます。
下にビンテージカー、バイクが見えるのですが下りの螺旋に行く道がなく・・・とりあえず登っていきます。
初めはボード展示ばかり。BMWの歴史、並びにそれぞれの時代の背景など。
健康保険で福利厚生が・・・などなど、そういった会社の変化も記載されています。
続く。
BMW MUSEUM 003 Dixi 3
チケット売り場。開館早々に行きましたが、結構な混雑。
1929 Dixi 3/15 PS DA1 Ihle Roadster
インライン4気筒、750cc 15馬力。最高速度75km.
英国オースチン7のライセンス生産車。
飛行機エンジン製造のBFWがBMWの前身ですが、敗戦後飛行機製造を禁じられたため二輪・四輪の生産に業態をシフトしていったとのことで、最初はライセンス生産からスタート。
オースチンから生まれたミニが今やBMWの傘下ですから因果を感じます。
ナンバー付いていたので、公道走れるの?と聞いたらYES, とのこと。
ゲートの前なので、これはチケット買わなくても見ることが出来ます。
入れないところの奥に別の車が・・・
ダイカストのモデルが楽天で売っています。グリルがキドニーではないので年式やらモデルやら違うかも知れません。