過去にHDNのTTBで行きがかり上V-TWIN(YORK)のキックキットの取り付けマニュアルの翻訳をお手伝いした事があり、それを掲載します。
下に原紙添付しますが、しかし絵も無くなんと不便な。
これを読んだだけじゃわからないのでキットのマニュアルの他にサービスマニュアル必要です。
また翻訳にはどの部品かわかるようにパーツカタログの展開図に振ってある番号を書いています。
エボソフテイルのドライブ周りは前期後期あるので下記のような記載にしています。
定番ですが注意書き・・・整備士の資格を有した者がサービスマニュアルに沿って作業をしてください。
5速トランスミッション キックスタートキット
部品番号 17-0858
取り付けマニュアル
1)トランスミッションからオイルを抜く。クラッチリリースカバーをはずす。
2)クラッチケーブルをクラッチリリースカバーのカップリングからはずす。
(サービスマニュアル参照)ケーブルをカバーからはずす。
3)Thrustベアリング(パーツカタログでクラッチ前期の9番、クラッチ後期の6番と思われる)をクラッチプッシュロッド延長部(クラッチ前期の7番、後期の4番と思われる)からはずし、キックスタートキットのプッシュロッド延長部に取り付ける
4)メインシャフトナット(不明)とThrustワッシャ(前期の10番、後期の7番)を取り外す。
5)クラッチギア(キットのものと思われる)とメインシャフトのねじ山を脱脂し、ロッ
クタイトを塗布した上でクラッチギアをメインシャフトに組み付ける。
6)メインシャフトにキットのプッシュロッド延長部を組み付ける。
7)クラッチリリースカバー一式(キットのものと思われる)を分解し、クラッチケーブ
ルをカバーにねじ込み締める
8)クラッチケーブルの端をカップリング(パーツカタログミッションの72番)に取り付け、3つのボールとアウターボールランプ(同54、30)に組み付ける。クラッチリリースカバー一式を元のように組みなおす。キックアームリターンスプリングは、クランクギア装着時に1回転巻上げられた状態にしておく。ねじ締めの際はロックタイトの使用を推奨する。
9)キックスタートクラッチリリースカバーを、キットにあるネジ・ガスケットを使用の
上取り付ける。
10)トランスミッションオイルを入れる。カバー後部にあるパイププラグ穴でオイルレ
ベルを確認する。フィルプラグを取り付ける。
11)HDマニュアルに沿ってクラッチ調整をする。(サービスマニュアル見たほうが良いです)
12)キックアームとペダル(別売り)を取り付ける。
5速用のキックキットは世の中には2種類でており、これは後発。先発のものは結構出っ張りが大きくマフラーによっては干渉するのと、取付も技術・特殊工具がいるのですが、こちらは薄目、取付も比較的簡単になっています。