ハーレーダビッドソンミュージアム #114

1984 FXRP POLICE OHV V-TWIN

1970年代に日本車に取って代わられたため、80年代になってからは、巻き返しのために警察への白バイ販売に力を入れていました。

このFXRPは当時販売一位だったカワサキのポリスモデルに外観を似せて作られています。
また、フロント周りなどはスポーツスターの流用です。
エンジンはこの年初のエボリューションエンジン、ミッションも初の五速です。

ハーレーダビッドソンミュージアム #113

1977 XLCR-1000 CAFE RACER OHV V-TWIN

こちらも有名どこではありますが、カフェレーサータイプのHDです。

3133台のみの生産と言うことで、かなりの希少車です。
昔やっていたMLで一名オーナーがいらっしゃいましたし、最近ヤフオクで出品あったので、同じ車両でなければ日本に2台は入ってきています。
※ヤフオクのは最初160万円、その後120万円で出て行ましたが結局落札者出ず。

カフェレーサーと言うと英車とかをイメージしちゃいますが、時代の流れだったのでしょうか。 HDでも出しています。
ただし、当時は「ハーレーのカフェレーサー」はそれほど人気が無く、わずか2年でディスコンになってしまいます。

ハーレーダビッドソンミュージアム #112

1975 XR-750 DIRT TRACK RACER OHV V-TWIN

こちらはダートラレース専用のXRです。市販のXR1000ともディテールが結構違います。

スポーツスターでもこれにリスペクトしたカスタムありますよね。
最近のXR1200もせめて右だしツインキャブ(インジェクション?)、左だしマフラーは踏襲して欲しかったと思ってしまうわけで、XR1200が登場したときはなんか違うな~~~ってちょっとがっかりしちゃいました。

ハーレーダビッドソンミュージアム #111

1974 RR-250 ROAD RACER TWO CYCLE PARALLEL TWIN

RR-250はHDの中では非常にレアなパラツインの2ストレーサーです。

欧州のレースシーンではワルター・ヴィラとレンゾ・パッソリーニによって数々の栄光を打ち立てました。
1974年にはヴィラがイタリアのグランプリで他に44秒の差をつけて優勝しています。

ハーレーダビッドソンミュージアム #110

1970 RANDY SMITH MAGNUM OHV/SIDE-VALVE V-TWIN

ランディ・スミスによるカスタム、「マグナム」。

彼は原理・原則を無視したカスタムを楽しんでいます。
たとえばこのエンジンのケースはWR、サイドバルブの物ですが、上半分はOHVです。
このバイクでドラッグレースでは106mphの速度を叩き出しました。
彼はこの他にもXAVWという奇抜な・・・ミッションがXAでエンジンがVW(ワーゲン)の組み合わせの自動車を作ったりなどなど。
彼が創設したカスタム屋、カスタム・サイクル・エンジニアリング、のリンクを貼っておきます。

http://www.ccesd.us/index.php?main_page=page_2

ハーレーダビッドソンミュージアム #109

2007 “URBAN RESTYLN” Chopper OHV V-TWIN

年代もずいぶん最近になり、いかにもネスっぽいデザインのバイクが展示されていました。
ワシントンDCのオートショウで展示されていたそうです。

ベースはヘリテイジソフテイルクラシックですが、フレーム・エンジン・ミッションを残して全てのパーツは一旦取り除かれ、フェンダーや、遠隔車高調サスなどなどが取り付けられています。

ハーレーダビッドソンミュージアム #108

1973 FLH “RHINESTONE” OHV V-TWIN

テカテカのデコハーレーです。rihinestone を辞書で調べるとライン石とか人造ダイアモンドとなっています。
この赤や白、石が無数貼り付けられ、それを光らせるために、多くの電球が取り付けられています。
全てを光らせるために、専用のオルタネーターが増設されています。

ハーレーダビッドソンミュージアム #107

1953 KRTT ROAD RACER SIDE VALVE V-TWIN

1950年代から後にスーパーバイクレーシングとして知られるロードレースが始まっています。
楕円のコースをひたすら走るダートラレースとは違い、左右のコーナリングを含む舗装道を走るレースです。
HD社のファクトリーレーシングチームはこのKRTTで1950-1960年代のレースに出場しました。
1969年にカリフォルニアのシアーズ・ポイントでカル・レイボーンは当時の最高速をたたき出し、このレースは伝説として語り継がれています。

ハーレーダビッドソンミュージアム #106

1958 XLCH SPORTSTER OHV V-TWIN

モトクロスの先駆者的なモデルで、オフロード用に設計されています。
XLCHのCHは”Competition Hot”(直訳:熱い競争)から来ているとか。
タイヤ溝は深く、ライトとか余計な重量物は全てはずされています。
バッテリーレス、点火はマグネトーです。
1958年に、わずか239台のみ生産され、翌年はオンオフ両用のモデルをリリースしています。

ハーレーダビッドソンミュージアム #105

1971 FX SUPER GLIDE OHV V-TWIN

ウィリーG 初のデザイン、通称ボートテールです。

ストリートトレンドに呼応し、ファクトリーカスタムという形でリリースされたらしいですが、当時は奇抜なスタイル故、不人気車でした。
この配色は「スパークリング・アメリカ」と呼ばれるそうで、71年モデルのみのカラーだそうです。
そのレア度から昨今ではプレミアが付いているとか。