ソフテイルスイングアーム

米国に滞在していたのが2008年末までで、帰国前に ebay にてパーツをかき集めました。これも戦利品です。

落札価格50ドル、送料42ドル。
送料がちと高い気もしましたがコミコミでも100ドルきりますのでお買い得だと思っています。
ワイド化する人がストックを安値で出品しているのを結構見かけます。
ちなみに私の購入したのはそういう素性のものではなく、あくまでもサービスパーツ用で流通したもので、ビニールラップと品番シールが付いたままです。
別に今のスイングアームに問題があるわけではなく、目的は今後ナンチャッテリジット+フラットフェンダー仕様にするときの加工用です。

ところで84-88年用と言うことで買いましたが、ソフテイル前期タイプにもさらに84-85用と86-88用の二種類あることをクライマーのサービスマニュアルを眺めていて気が付きました。
大きな違いは車軸受け部の形状でベルトテンションの微調整機能のあるなしです。

ちなみに私の所有HDは1988、購入したスイングアームは84/85年用です。
気にしない気にしない・・・
次回この辺のウンチク(と言ってもプアなウンチクですが)を書きます。

アンドリュース EV27

エボリューション用のカムです。
いわゆるハイカムとは違ってリフト量・時間を稼いで流入する混合気を増やしてパワーアップと言う構造だったっけかな?
いまいちうろ覚え。
EV3が高速域でのパワーアップ、EV27が低速向けでチンタラ走る私にとってはEV27が向いているのでこれを選びました。

カムのほかにヘッドカバー、およびカムカバーのパッキン関連は交換用の新品を準備。

交換は自分でやったんですが、プッシュロッドをはずさないとカムが抜けないため、上から下から嬲る必要があります。

プッシュロッドを抜くために先ずはロッカーアームを抜くわけですな。
前準備としてはタンクはずす→ヘッドカバーはずす。
ヘッドカバーはモノによってはフレームと干渉して外しづらいようですが、私のは大丈夫でした。
ロッカーをはずすときはシャフトを固定しているボルトをはずす、シャフトを抜く、ロッカーをはずす、です。
手前のアームがプッシュロッドに押される、奥のアームでバルブを押す、給排気、と言うのがOHVの機構です。
ロッカーアームが抜ければプッシュロッドもスルスルと抜けます。

プッシュロッドもはずしちゃったんでタペットはフリーです。
タペットを上に押してあげながら引くとカムは簡単に抜けます。
後はEV27を挿入。
タイミングマークありますのでそれに合わせて入れます。
4本のタペットが落ちてくるのでなかなかうまいこと合わせられずにイライラしました。

ヘッドカバー、ロッカーアーム、プッシュロッド、他ボルト・シャフトなどなどです。
ヘッドカバーのパッキンは交換です。
開けてみてわかりましたがプッシュロッドは社外品でした。前のオーナーかなり弄ってます。
あと、この手の作業をするときは、作業性とか関係なくても必ずバッテリーははずす。何かの拍子にクランクしてしまって指がもげたりと言う事故もありますので。

最後ははずしたものを逆の手順で組み込み。
プッシュロッドはそれぞれ長さが違うので絶対に間違えない。

カムとタイミング系は同軸で直結でカム位置に合わせてスパークするタイミングを取っています。
ところではずしてみてわかったんですが、入っていたのはストックのカムではなくEV3でした。前のオーナーが既に変えていたんでしょうね。
いや、EV3選択してないで良かった。

EV3はメーリングリストでの知り合いに購入していただきました。

2017年追記:
既にエボが旧車の域に入り、現行モデルがツインカム。
単純に一個のカムが二個になっただけの工数ではなく、バラす部品も増えてDIYの難易度は増しているようです。

EV27とEV3 両方リンク貼っておきます。お好みに合わせて。



作業写真にはプッシュロッドなどのガスケットも写っていますが、ギアカバーだけなら以下でOKのはず。


ヘッドガスケットキットです。当時は左右別体でしたが、このメーカーがそうなのか、OEMまでそうなっているのかわかりませんが一体になっています。
エボは前期と後期でヘッド周り変わっていますので注意です。



終わり

マフラー交換(ホットドックサイドワインダー)

ハーレー購入後初のマフラー交換です。

一番初めにハーレーに惚れたのがGOGGLE誌に載っていた名古屋のカスタムショップK&Sスタージスのパンカスタム。
たぶん15年位前の掲載でしょうね。
リジットフレーム、緑の外装、スプリンガーにアップスィープのフィッシュテール。
今持っている方向性のきっかけはここにあるのかもしれません。
写真は雑誌から切り抜き学生時代は借家の、会社に入ってからも寮の壁に画鋲で貼り付けていたんですが・・・退寮の時ですかね、どこかに行ってしまいました。
※K&Sさん昔はHP持っていらしたのですが最近はなくなってしまいましたね。

当時持っていたビラーゴ250をそれに近づけようといろいろしましたが、結局骨格の違いはどうしようも無いんですよね。

さて、余談はさておき、最初から付いているのもアップスィープではあるんですが、末端がフィッシュじゃなくてフレアーなんでぜんぜん古い感じがしないんですよね。
※2017年現在でみると、コレはコレでレトロに見えるのですけど。なにせ古い感覚がしないと思っていたのが1997年なんで・・・

それでフィッシュテールのマフラーを探してみるんですがドンピシャがぜんぜん無い。悉くかっこ悪い。
リジットフレームとシーシーバーのラインにマッチした絶妙な跳ね上がり方・・・

そもそも私の土台がエボな訳でじゃあパンを買えよと言われても、飛んでもポケットはチャリチャリ言いません。
で、そこに拘らずにいろいろ雑誌・カタログ・広告眺めました。

結局ホットドックのサイドワインダーに決めました。
ぜんぜん最初に欲しかったのと違うし、方向性も違うんですが惚れちゃったものはしょうがないでしょ。
だって後ろのエキパイが前にグーッと来て、カムカバーのラインにあわせてグビビと曲がって、サイレンサーがツーンと少しだけ跳ね上がって、エンドはスーパートラップでっせ。(なんのこっちゃ)

とりあえずリンク貼っときます。http://www.hot-dock.co.jp/title1.htm

しかし今気が付きましたが18万円になってるんですね。
当時は14万くらいじゃなかったかな。
高い買い物ですがその頃は独身貴族のハーレー馬鹿で彼女無し。
ボーナス一括で払いました。

さて、ダラダラと書いてしまいましたが写真。

きもーちビンテージ風に見せるためバンテージを巻きます。
「見た目」目的ですが、「触ってしまったときに熱くない」というオマケが付いてきました。
断熱することで排熱の温度低下を避けて、流体粘性を下げることによる排気効率保持、見たいなウンチクもあるようですが、この辺は眉唾というかオマジナイ程度でしか信じていません。
あと、マフラーがきれいに焼けないとか、材質に寄っては錆びやすい(雨の日水吸っちゃうんで)そういったデメリットもあります。

実はフロアボード仕様のFLSTにはFXST用は付きません。干渉します。
FLST用にカムカバーの後ろで曲がっているのもあるのですが、このカーブが良いので敢えてFXST用です。

そのためフロアボードを一旦はずし、サンダーでゴリゴリ削って現物合わせで組めるようにしていきます。

当時はブログなんてのも無く、それを意識した写真をあんまり撮っていませんでした。
とりあえずこの後難なく完成です。
バンテージから思いのほか煙が沢山出てきてビビりましたが、ある程度吐き出したら治まりました。

ちなみに宮城県は側方排気では車検が通らず、このスーパートラップタイプは側方排気扱いでNGです。
ディスクをすべて外し、オープンエンドのみを取り付け、気持ち消音材となるものを突っ込んでおくと車検通ります。

アドレス V125G タイヤ交換・・・んん??!!

ブレーキアーム交換でどうせホイール外すなら、ついでにと言うことでタイヤ交換。

バルブもゴム部分がヒビ入っていますので交換します。

この辺と交換。ホイールの裏?中からグリグリと入れていきます。


タイヤ外します。車に比べたら楽なもんです。
工具はビード落とし、タイヤレバー、くらい。取り付けの時はビードワックスを使います。


で、ここからは「んん??!!」の部分です。ビード落としたところで中から水がジワッと出て来るじゃないですか。
このV125G、名取の人からヤフオク経由で買ったのですが、津波被災車両じゃ無いと説明受けていたのですが、ほぼほぼ嘘ですね。
なんか全体錆ひどいな~~とか、カウルの褪色激しいな~~とか思っていたんですが、海水被っていますね。


とは言いながら購入してから数年経っていますが、元気に走っています。
タイヤは台湾製のDURO。ダンロップのOEMメーカーとか言う売りで通販でよく売られています。
特に攻めるバイクでも無いのでコスパ重視でこれに決定。若干パターンにイマイチ感があります。


取り付け完了。写真撮り忘れましたが、ホイールもシャシーブラックの安い塗料で塗装し直しています。

ボルトも新品に交換。

ブレーキの写真の使いまわしですが、取り付け完了。


使った工具・部品

2020/10追記 この後いろいろなレバーを試したのですが、ちょっとお高いですが、以下のタイプが使い勝手良かったです。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

NTB エヌティービー ビードクリーム 1kg (二輪用) 汎用
価格:1,610円(税込、送料別) (2023/3/25時点)


※2020/10追記。過去投稿時はタイヤは前後のセット販売もあったのですがリンク切れでしたので前・後、別で貼っておきます。
当時は6,680円でしたが、以下2つ合計で4,768円で、合計で3,980円を超えて送料無料になるのでお得になっています。バルブも送料を浮かすために同じところのリンクとしました。




アドレス V125G ブレーキ強化 その8 リア強化 ~アーム交換~

リアブレーキ周りはこんな感じになっています。
ブレーキレバーを握る→ワイヤが引っ張られる→アームを引っ張る→アームと連動してカムが回る→カムがシューの端を押す→シューが広がってブレーキが効く
という構造です。
アームを交換してカムを回す力を強くする=ブレーキをより効かすと言うのが狙い。

これが今回交換するアーム。純正のものと並べてみましたが、若干長い。
テコの原理でカムを回す力が強くなるということです。

交換前

交換後

ホイール側も結構錆ていましたので(何故だかは別途)、ワイヤブラシで磨きます。

完成


感想を言うと、「ほとんど効かない」です。フロントに頼りたいと思います。
ドレスアップパーツだと思いましょう。

私はNCY製のものに交換しましたが Amazonでは在庫切れ・再入荷見込み無しなのでディスコンかも知れません。効かないからね。

※2020/10 追記 復活していました。楽天のリンク貼っておきます。


アドレス V125G ブレーキ強化 その7 リア強化 ~タイヤ取り外し~

※新規投稿ですが、作業自体は2012年にしています。

リヤブレーキ強化のためにブレーキアームを交換します。
そのためにタイヤを外します。

マフラーを外さないとタイヤが外れない。

車のタイヤ交換工具でグイっとやるのですが、手強い。

ナメないかな~~~。

悪戦苦闘試行錯誤して写真撮り忘れましたが、スポークの間にパイプ等突っ込んでタイヤが供回りしないようにするのが肝です。
多分電動のインパクトレンチを当時持っていればもっと簡単に外れたかも。AIRツールなんかより断然良いです。

なんだかんだで外れた図。写真の角度がおかしい。多分疲れていたんだと思う。

ここまでの作業で使った工具。わたしは多分イエローハットにて購入。下記リンク・・・若干モノは違います。


アドレス V125G ブレーキ強化 その6 今のフロント周り

取り付け後の写真アップしていませんでした。
その5まで投稿した時から数年経っていますが、現在こんな感じになっています。
フロントブレーキはバリ効きます。

・KX85 流用キャリパー
・無名ステンメッシュブレーキホース
・無名フローティングディスク

ブレーキ効くようにしといてなんですが、タイヤはDUROです。

アドレス V125G ブレーキ強化 その5 KX85キャリパー流用/オーバーホール(続き)

古いシール類を外していきます。

洗油と古い歯ブラシでゴシゴシ。しつこい汚れはペーパーかコンパウンドで。

こんなところで妥協しておきますか。

シール類の純正パーツ。

トキコでは見つからなかったので、このキャリパーを純正採用しているKX85の補修パーツ情報にて検索。

https://www.kawasaki-motors.com/parts_cat/

この辺から辿っていけます。
価格もカワサキのホームページで検索可能。
ヤマハもウェブで検索できましたが、ハーレーもそれくらいやってくれないですかね。
まぁ、それ以前にまずは日本限定ボッタクリ価格を改めて欲しいですが。
最近は米国からの直輸入も制限されたのは腹立たしい。

部品番号を調べたらバイク屋にいくなり、通販で買うなり。

※2016/09追記
私はウェビックの純正パーツサービスで購入したのですが、楽天でも取り扱っている店舗が数件あるようです。 パーツナンバーで検索かければヒットします。
Amazonもありましたが、やや高めでした。
値段であればウェビックのほうが良いかもしれません。3000円以上で送料無料ですし、たまに純正部品5%オフセールもしています。

以下ゴム系部品




ピストンも交換したければ・・・


2ポッドなのでキャップ以外は2つづつ必要です。

パッキン取り付け完了。

パッドも新品にします。
KX85用とスーパーシェルパ用が共用ではなく、それぞれあったので調べてみましたが、寸法が微妙に違う。
シェルパ用のほうが接触面積が広いようです。・・・ただしV125のローターに対してどうかは未確認です。

とりあえずシェルパ用を選択。
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↑とりあえずこれを購入。値段で決めました。(2016/09追記。2012年より安くなっている・・・)


完成です。↓

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アドレス V125G ブレーキ強化 その4 KX85キャリパー流用/オーバーホール

※2012/03に投稿した記事の焼き直しです。

これからオーバーホールのためにカップを外すのですが、こんなツールを購入。
昔はポンププライヤーで挟んでコジコジして抜いていましたが、今回は真面目に専用工具で挑みます。
エアーで押し出すなんてのもありです。
こっちが私が使ったほう。ラチェットでロックが効きますが、噛んだ時に外すのが面倒です。
※2020/10現在同じものの取り扱いなしなのでリンク消しておきます。


こっちがデイトナ製。ネジでロックするタイプです。
※2012時点ではグリップが黒だったのですが、2020では水色になっています。


円の内側に噛ませてグリグリ。固着はしていないようです。
カップが抜けかけた時に気がつきました。このツール、上の出っ張りに干渉して最後まで抜けない。
結局フィニッシュはポンププライヤーで引き抜きました。

無事に二つとも抜けました。

600番くらいの耐水ペーパーでゴシゴシ。

左が磨く前、右が磨いた後です。若干腐食が残りましたが、摺動範囲じゃないので気にしない。

アドレス V125G ブレーキ強化 その3 KX85キャリパー流用/到着

※2012/02に投稿した記事の焼き直しです。

ebay で落札、paypalで決済してから待つこと約1週間。届きました。

USPSは出すところまでトラッキングできるのですが、米国を発ってから日本国内でどうなっているかの情報が何故か検索できません。
多分国内で通関とか色々時間がかかっているんでしょうが、この待ち時間が結構不安を掻き立てます。
別のもので2週間くらいかかったことがありましたが、今回は意外と早く拍子抜け。

見た目はそれほど悪くもなく。パッドは偏減りしていたので、別途購入ですね。
とりあえずシール類は交換することに。
まずはオーバーホールに備えて油漬け。

<<続く>>