アンドリュース EV27

エボリューション用のカムです。
いわゆるハイカムとは違ってリフト量・時間を稼いで流入する混合気を増やしてパワーアップと言う構造だったっけかな?
いまいちうろ覚え。
EV3が高速域でのパワーアップ、EV27が低速向けでチンタラ走る私にとってはEV27が向いているのでこれを選びました。

カムのほかにヘッドカバー、およびカムカバーのパッキン関連は交換用の新品を準備。

交換は自分でやったんですが、プッシュロッドをはずさないとカムが抜けないため、上から下から嬲る必要があります。

プッシュロッドを抜くために先ずはロッカーアームを抜くわけですな。
前準備としてはタンクはずす→ヘッドカバーはずす。
ヘッドカバーはモノによってはフレームと干渉して外しづらいようですが、私のは大丈夫でした。
ロッカーをはずすときはシャフトを固定しているボルトをはずす、シャフトを抜く、ロッカーをはずす、です。
手前のアームがプッシュロッドに押される、奥のアームでバルブを押す、給排気、と言うのがOHVの機構です。
ロッカーアームが抜ければプッシュロッドもスルスルと抜けます。

プッシュロッドもはずしちゃったんでタペットはフリーです。
タペットを上に押してあげながら引くとカムは簡単に抜けます。
後はEV27を挿入。
タイミングマークありますのでそれに合わせて入れます。
4本のタペットが落ちてくるのでなかなかうまいこと合わせられずにイライラしました。

ヘッドカバー、ロッカーアーム、プッシュロッド、他ボルト・シャフトなどなどです。
ヘッドカバーのパッキンは交換です。
開けてみてわかりましたがプッシュロッドは社外品でした。前のオーナーかなり弄ってます。
あと、この手の作業をするときは、作業性とか関係なくても必ずバッテリーははずす。何かの拍子にクランクしてしまって指がもげたりと言う事故もありますので。

最後ははずしたものを逆の手順で組み込み。
プッシュロッドはそれぞれ長さが違うので絶対に間違えない。

カムとタイミング系は同軸で直結でカム位置に合わせてスパークするタイミングを取っています。
ところではずしてみてわかったんですが、入っていたのはストックのカムではなくEV3でした。前のオーナーが既に変えていたんでしょうね。
いや、EV3選択してないで良かった。

EV3はメーリングリストでの知り合いに購入していただきました。

2017年追記:
既にエボが旧車の域に入り、現行モデルがツインカム。
単純に一個のカムが二個になっただけの工数ではなく、バラす部品も増えてDIYの難易度は増しているようです。

EV27とEV3 両方リンク貼っておきます。お好みに合わせて。



作業写真にはプッシュロッドなどのガスケットも写っていますが、ギアカバーだけなら以下でOKのはず。


ヘッドガスケットキットです。当時は左右別体でしたが、このメーカーがそうなのか、OEMまでそうなっているのかわかりませんが一体になっています。
エボは前期と後期でヘッド周り変わっていますので注意です。



終わり

ポイントと三拍子

いわゆるデチューンなんですが、タイミング系はポイントに変えています。
知り合いとつるんでツーリングいくと良く聞かれるのが、「いい三拍子出ているね、何か特別なことしてる?」です。
つるんでた人と違うことって言ったら、ポイントとレアになりつつあるミクニのHS40でしょうか?
アイドリングは高いのは癇に障るので、確かに下げていましたが。
ちなみに私自身は三拍子には余りこだわりはありません。
ポイントカバーをあけて、ポイントのカチカチ言う開閉の動きを見ていると、タイミングの取り方の仕組みが一目瞭然。
機械工学科を出ていますのでメカニカルなものが好きですね。

エレクトリカルなものはイマイチ。

買ってきたときのハーレーカスタム

初めにハーレーを買ったいきさつを書きましたが、買った当時どんなカスタムだったかもメモッておきます。

ベースは88FLSTです。
見た目はコテコテのネススタイルです。

フロントフォークを純正スプリンガーに換装
リアはネス(と思われる)エスカルゴフェンダー
フロントはフェンダーとっぱずし
マフラーはネスのアップスィープフレアーチップ
ハンドルはミッドハイバー、配線中通し
キャブはミクニHS40
フロアボードをオーバルタイプに換装
メーターダッシュも交換
ブレーキは純正、フロントマスターのみグリメカ
外装ファイヤーパターンピンスト
メッシュオイルライン
オイルクーラー追加
ホットドックシングルシート

わかっている範囲でメカ系は、
カム・・・EV3(どうしてわかったかは後日)
タイミング・・・ポイント

買ってきたときには既に完成されたカスタム車でした。
前オーナーのセンスも良いですし、かなり腕の良いところでカスタムされたと思いますよ。
ここで満足しちゃっても良いのですが、私はどっちかと言うともっと古めのスタイルが好きだったのと、自分でカスタム(破壊)していくのが好きなので、ここから手を加えていくわけです。
今思うとプロの仕上がりが素人に駄目にされていく・・・う~ん、もったいなかったかな。

写真は以前アップしたものと重複です。

ハーレー購入まで

ようやくHD MUSEUMの投稿全てをアメブロから移植完了しました。2日に1回のペースで7月までに公開完了予定です。
投稿しない日にHD MUSEUM以外のネタを挟んで行こうと思います。
アメブロからの移植と、新規ネタと色々考えています。新規では昨年10月のミュンヘン出張時、BMW博物館、ポルシェ博物館、ダイムラー博物館訪問して来ましたので、主に写真メインで考えています。

さて、以下は2008年6月に投稿した記事です。若干加筆。


購入は1997年。当時仕事の関係で新潟県は長岡市に在住。

「いつかはハーレー」時代に遡るとさらに5・6年は戻らなければいけません。

ハーレーを買うぞと心に決めてバイク屋めぐり。 当時はビラーゴ250が店めぐりの足。

まずはレッドバロン。「ハーレーは普通のバイクと同じと考えていただくと困ります。オイル漏れは当たり前なので・・・」 ここでは買わないことにしよう。

新潟市まで遠征しスリーマイルズに顔を出す。

「ハーレー探してるんですけど~」紹介されたのが1985のFLT系の何か。
完全なフルドレス。どちらかというと素っ裸が好きなんで、ドレスを脱がしたところを想像したが、FLT系・・・う~ん、やめておこう。
店にあるパーツなどを物色しつつニンマリ、それだけで満足して長岡に帰る。
次は群馬まで思いっきり遠征してロデオ。当時は今のように大きくなっていなく小屋みたいな店でした。

バイクは置いておらず、ちょっとがっかり。カタログなど見ながら、ローンの相談やら雑談などして帰る。
地元で盲点。オートプロ長岡。知る人ぞ知る旧車メインのバイク屋さん。

H1、マッハ、Z1など置いてあり、それだけでも居座りたいバイク屋。
ハーレーは専門じゃないが、なぜか私の購入したFLSTが場違いに置いてある。
なんかカッコいいじゃん。日系旧車の中で浮いててかわいそうだし。
話はとんとん拍子に進み、購入にいたる。
※あとで知ったがメカニックのおにーちゃんがショベリジ乗ってました。

買った当時は思いっきりネスにリスペクトしたカスタムでした。エスカルゴフェンダーなんてカッコ悪いな~と思っていたんですが、こうやってセットでカスタムされているとカッコ良いですね。テールランプなんて絶対車検通らない大きさ。

ハンドルはフォークと一直線のほうが良いのですが「四肢が短く届かないので」ちょっと前に倒しました。

この後外装マフラー一式変更するのですが、外装(タンク・リアフェンダー・マフラー)を個人売買で整理。
当時はヤフオクなんて無かったかそれほどメジャーじゃなかったので、どこかの掲示板での取引だったと思います。
買ってくれたのはDaddy’s MC の国府さんでした。ワンオフパーツも結構作っていて有名なショップだったので、そんなところからコンタクトあるなんてビックリ。

ワシントン DC (4) ローリングサンダー

メモリアルデー=戦没者追悼記念日なのですが、前日の25日に恒例のローリングサンダーと呼ばれるバイカーのパレードがありました。
12時スタートで、私と家族はスミソニアンの自然史博物館前で待機。

まだ嵐の前の静けさ

ポリス登場です。
アメリカでは市によって制服も白バイのデザインも違います。
ぞくぞくと多種多様の白バイが通り過ぎていきます。

バイクだけじゃなく。

長いのも居ます。

どんどん来ます。

きりがありません。

Victory も結構居ます。
http://www.polarisindustries.com/en-us/Victory/Pages/Home.aspx

ハーレーじゃ無いのもいます。

終わったと思ったらまた来た!

いつオワルノダロウ・・・・

古いの発見!

トライクも結構いました。

見物客が道路に出すぎるとたまにポリスがやってきて蹴散らします。
杖ついたジイサマが逃げ遅れたときに真正面から威嚇していました。

しかしいつ終わるんだ・・・マジで!

終わらないね、コリャ。

と言うことで1時間くらいずっと見ていましたがさすがに飽きました。
ハーレーはと言えばほとんどがTC。エボもそれなり。ショベは頑張って数えましたが10台いかなかったくらい。パンが1台くらいでした。
ハーレー以外だと、アメリカンでヤマハの××スター系、日本ではそれほど知られていなビクトリーがそこそこいました。
いまいち自分の目を疑っているのですが2009年のインディアンチーフが一台紛れ込んでいたような。

www.indianmotorcycle.com <= 前は見られたんですが何故かパスワードロックかかっています。
特徴ある丸みをおびたシリンダーとヘッドだったので間違いないと思いますが・・・
後ほど時間を見つけてダラダラ撮った動画をチェックして見ます。

ヘンリーフォード博物館/1907年ハーレー

二番目は1907年のハーレーです。

空冷単気筒、3馬力、28.64cui (480cc)、車重145lbs (66kg)
販売当時の価格 210ドルだそうです。

ハーレーダビッドソン社の創立が1903年ですので4年目のモデルですね。

※一号機は1904年の製造

ペダルも付いていますが、これは右側にあるチェーンでの動力伝達。
左側がエンジンから皮ベルトでの動力伝達のようです。テンショナーがいい感じですね。
リアスプロケ?の径もかなり大きい。
エンジンが非力で低速が回らないところは人力でカバーしたのでしょうか。
フロントフォークはこの年式からスプリング付きになったようです。

(スプリングは前側のフォークに内蔵されています。)

続く

ヘンリーフォード博物館/1941ナックルヘッド

ミシガンでも数少ない観光スポットともいえるヘンリーフォードミュージアムに行ってきました。
ヘンリー・フォードが当時の財力で様々な記念品を買い占めていた訳ですが、その集大成です。
展示物は車がメインなのですが産業機械、生活雑貨、飛行機、蒸気機関車、そして数は少ないですが二輪もあります。

ボチボチと紹介していきます。
まずは今も現役で目にする機会の多いナックル。
1941年製、40馬力、74cui。
発売当時の価格は1100ドルだそうです。
かなり程度の良いビンテージバイクはミュージアムグレード(博物館級)なんて呼ばれたりする訳ですが、これはまさにそれでしょうね。
オークションだったら5万ドル位の価格になるのではないでしょうか。

現物はミルウォーキーバレーチャプター、アンティークモーターサイクルクラブ・オブ・アメリカにてレストアとのこと。確かに使用感ありますし、オイル漏れもバッチリありました。

Progressive International Motorcycle Shows 2008 -3

これは某ショップのブースに飾ってあったJDです。

なかなか人が掃けなくて全体の写真を撮るのはかなり困難

フットボード。オーバルも良いですがこういう四角形も良いですな。

リア周り。キャリア、テール、スタンドは今後のカスタムの参考に・・・

ソロシート。くびれ方が良いですね。

正面から

オマケ(ピンぼけなので・・・)

またまた続く

Progressive International Motorcycle Shows 2008 -2

お次はXR

XRつうとダートレースのXR750と公道仕様のXR1000がありますが、これは前者。

クランクケースがオリジナルです。

キャブ周辺のアップ。この前後独立したキャブのレイアウトがたまらんです。
大体マフラーはどこ?って感じ。

別の角度から。

マフラーはこっちです。おじいちゃんも口をあんぐり・・・

エンドは私の好きなスーパートラップです。

続く。

Progressive International Motorcycle Shows 2008 -1

年末年始にかけて毎年インターナショナルモーターサイクルショーが全米主要都市で開催されています。

2008年年始にミシガン州ノバイで開催されたショーを訪問してきました。
※どうやら2016-17年分はミシガンでの開催は無い模様です。
元記事もアメブロのほうで2008年6-7月に投稿したものです。

最初にハーレのブース。新モデルがずらっと並んでおり、跨ぐ位の試乗は可。
そこで商談もしている。モーターサイクルショーっつう感じではない。
一通りカミサン息子と記念撮影してから次のブースへ。(家族写真なのでブログには掲載なしです)

最速のモーターサイクルのブース

S&SのTRAMPIII

226MPH なので 360km は出たらしい

面白いのは、クランクケースがパンヘッド(もしくはパンショベ?)

シリンダーはアイアン・・・

なのにヘッドはエボ・・・

プライマリーはオリジナル???
このコイルの置き方も見たこと無くてGOODです。

ロゴ

改めてキャブ側。S&S定番の涙型エアクリ

TURNIP EATER 1957

スポベースだそうです。
記録は200MPH=320km.

愚息でございます。シャツが出ているのはご愛嬌。

続く