サービスマニュアル・パーツカタログ

HDをメンテ・カスタムするにあたって重宝しています。

自分でイジリたい、壊したいと言う人は絶対持つべきバイブルです。
まず、純正の日本語サービスマニュアル。BIGツインすべてをカバーしています。

私のは1998年くらいに購入して、

・製品・車体関連
・エンジン・燃料システム
・ドライブ・トランスミッション
・セルスターター・電気系統
・配線図
・1992年追補編

の6冊構成です。エボは1999年まで出ていたので、今はもうちょっと追補があるかも知れません。
古いんで記憶が定かではないのですが五千円は軽く超えていたような。

これはクライマー版。英語です。エボソフテイル系、全バラエティ、全年式カバーです。

パーツカタログ、英語です。

サービスマニュアルの日本語版は正直言って翻訳がひどい。

まるで翻訳ソフトにかけてそのまま、みたいな翻訳でところどころ日本語がおかしい。
少なくともバイクをメンテした人とか工業にかかわった人だったらこんな翻訳しないでしょう。

例えば、
「特殊スラストワッシャーは両方が同じではない。一方は小型のI.D.、他方は大型のI.D.が付いている」
う~ん、ワッシャーに何かI.D.と言うものがついているらしいが・・・
じっくり目を凝らしてもなにもツイテイナイナア・・・
IDとかODとか日本の現場で普通に使われているかどうか知りませんが、米国だとID = inner diameter で内径、OD=outer diameter で外径、と言う呼び方をしています。

原文はどうだったかわかりませんが、こういう場合特殊スラストワッシャーは内径が異なる二種類あるので注意のこと、位の意訳しないとわかんないと思います。
あと配線図なんかも滲んでまったく読めません。

さて、そんなんで日本語版のサービスマニュアルは数値以外は信用していなかった訳ですが、米国にいる間に原文を買ってやろうと思い、純正を買うのは面白くないので、わかりやすいと評判のCLYMER版を購入しました。
Amazon.com で26.56ドル。日本語版の25%ですな。

ついでにパーツカタログも買っておきました。これは Amazon とか ebay では見つかりませんでしたのでディーラーにて購入しました。
部品の構成、組立図みたいな感じではマニュアルよりこっちの方が重宝します。

日本ではパーツリストって呼び方が一般的ですが、こっちではパーツカタログって呼ぶんですね。

パーツカタログを買う前は下記のサイトをよく利用していました。

構成図がそのまま載っています。
ただ、部品番号はOEMの番号じゃなくてこの会社の独自の番号なので、目的によっては不便。
チョイ調べ物とか、自分の年式じゃないものを比較のために調べる、USでの純正価格を調べると言うのではまだまだ使えます。
しかし図面そのまま記載して著作権で訴えられたりしないものだろうか・・・

http://www.bikebandit.com/harley-davidson-motorcycle-parts/oem-parts

2017年追記:
HD US社がHD海外法人の販権確保のため海外対応可能な北米通販サイトへ卸しをしなくなったことから、上記サイトでもHD純正部品の取扱いはなくなりました。
それとともにパーツリストの閲覧、純正価格の確認等は出来なくなりました。

終わり

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